保活って単体でも大変なのに、そこに転勤・引っ越しがかぶると余計に大変です・・・うちの夫婦は転勤族なので、過去2回転勤・引っ越しと保活がバッティングしました。それでも何とか乗り切り2回とも入園許可をゲットしました!
今回は「2回の引っ越し&保活を乗り切った私が実際に行った手順」を紹介します。ちなみに2回とも転勤の決定から保活完了まで約1か月という超短期決戦。その中でもできるように効率よく進める方法なので、時間がある方はこんなに詰め込まなくても大丈夫です。時間がなくても保活はできる!ぜひ参考にして入園許可を勝ち取ってくださいね。
目次
2回とも成功!私の保活&転勤の歴史

私の引っ越し&保活1回目は、娘が7か月で育休明けに向けて保活していた真っ最中。夫が静岡から大阪への異動が決まりました。大阪なんて土地感もないし、静岡よりも競争率高そうだし、まずどこから手を付けたらいいのかわからずもう頭は真っ白・・・それでもなんとか乗り切って無事4月入園を決めました。
引っ越し&保活2回目は入園から2年半後、次は大阪から東京への転勤でした。今回は娘は転園という形になりますが、やることは前回と同じ。家探しから保育園の選定・書類提出も全て期限内に完了させなければいけません。それでも2回目なので慣れてきたのかスムーズに引っ越し・保活手続きどちらも完了できました。引っ越しを目前にして無事入園許可をもらい、引っ越し後から通園することができています。
ここからは2回の保活で勝利をおさめた実際の手順を細かく紹介します。保活に悩んでいるパパママの参考になるはず!チェックしてみてくださいね。
まずは入園申請の期限と手続き内容を確認!

まずは保活をするうえで一番大事な入園申請について、期限と内容を確認していきましょう。保育園に入園するためには避けて通れない入園申請。皆さん同じルールの下で戦うことになるので、しっかりとおさえておきましょう。
保育園の入園申請書類の提出期限を確認する

いざ引っ越してから入園申請の期限が過ぎていた!となると取り返しがつかないので、はじめに入園申請書類の提出期限チェックしておきましょう。
認可保育園に入れたい場合は、申請期限が「入園希望月の前月○○日」と決まっていることがほとんど(年度途中の入園の場合)。4月入園の場合は、前年の10~11月などさらに締め切りが早いです。社宅などへの入居が決まっていれば別ですが、ほとんどの方はこの時点でまだ家が決まっていないと思うので「だいたいこの辺に住むかな?」という地域の役所のホームページを見て確認しておきましょう。
さらに注意してほしいのは、市区町村をまたぐ引っ越しの場合。基本的に旧住所の市区町村に申請を出して、そこから転入先の市区町村に書類を回す形になるので、通常の締め切りよりもさらに余裕を持って提出する必要があります。書類提出が遅れてしまってはそもそも選考に入れてもらえないので、期限は必ず提出先の役所の職員の方へ確認することをおすすめします。
私の場合は「入園希望月の前月10日」が入園申請の締め切りでした。市町村を超えての引っ越しだったので、旧住所の役所で提出が必要で職員の方に聞くと土日の兼ね合いもあって「入園希望月の前月4日」までに提出が必要でした。思った以上にタイトスケジュール!
ここで期限が決まることで、いつまでに何をすべきかを具体的に考える準備ができました。次に入園申請の具体的な手続き・必要な書類の確認を行いましょう。
保育園の手続き内容を確認

提出期限を確認したら、次は手続きに必要な書類と面接等の日程を確認します。市区町村によって必要書類の様式はさまざま。現住所の役所で受付をしてもらうので、基本は現住所の市区町村の様式の書類を作成して提出し、入園許可が出た場合は転入先の様式で再度書類を提出する必要があります。受付する市区町村によっては転入先の様式でOKのところもあるので、職員の方に確認しましょう。うちの市区町村は転入先の様式では受け付けてくれなかったので、入園決定後再度必要な書類を書きました。会社に書いてもらう書類もあったので一度で済ませたかったですが仕方がない・・・
最優先で準備すべきは「会社に書いてもらう書類」と「転入証明となる書類」です。ほとんどの書類は自分で書くので問題ないですが、会社に書いてもらう書類は最優先で手配しておかないと、必要な時期までに間に合わない可能性があります。住むエリアが決まり管轄の役所がわかった時点で、すぐに書類作成依頼をしておきましょう。
もう一つ大事なのが、実際に住む家の所在地・入居時期がわかる書類の準備です。具体的には賃貸の契約書のコピーなどを用意する必要があります。「○月○日からこの住所に住む」ということが明確にわかるものを提出することで、初めてその地域の住民として点数の算定がされます。これがないと地域外からの入園希望として点数がぐっと下がるので、必ず一緒に提出しましょう。
お気づきかと思いますが、賃貸契約書のコピーを手に入れるためにはそれよりもさらに前に住む物件を決定して契約しないといけないんですよ・・・私の場合は、入園希望前月の4日までに書類提出が必要なので、さらに前の月の月末には家を決めて契約書の控えをもらわなければいけませんでした。引っ越し予定が入園希望前月の25日だったので契約~入居までの25日間は住まないのに家賃が発生することに・・・ちょっともったいないけど、どうしても保育園には入れたいのでちゃんと払いました・・・
入園申請期限と手続きに必要なものがわかったところで、実際に住む家と通いたい保育園を決めていきます。私の経験から一番スムーズに決められる3つの手順を具体的に紹介していきます。
住む家と保育園を決めるための3ステップ

次に、住む家と実際に通いたい保育園を決めていきます。順番としては通勤しやすいエリアを大まかに絞る→周辺の保育園の空き状況と保育園の所在地確認→周辺環境を確認して家を決めるのがベスト。詳細を見ていきましょう。
家賃相場と通勤のしやすさからエリアを大まかに絞る

まずは勤務地までどういう通勤ルートがあるかを確認します。通勤の負担が大きすぎないエリアに絞って家賃相場を確認して、どこに住みたいのかを決めていきます。家賃相場は同じ路線沿線でも一駅違ったり、市区町村が変わると全然違います!ここでどのエリア・市区町村にしたいかを絞っておくと、後々予算的に厳しい・・・ということが起こりにくいですよ。
私の場合、夫の次の勤務先は車通勤不可なので、電車通勤か徒歩通勤できるエリアを調べました。徒歩圏内のエリアの相場は最低でも1LDK14万からと高い!今よりも毎月5万円UPはつらい・・・そのため、多少遠くてもいいから電車通勤する前提で都外を選択(交通費は全額会社負担)。毎朝通勤ラッシュで疲弊するのはかわいそうなので、電車の始発駅に照準を絞りました。ちなみにその地域の家賃相場は8万円から。都内と比べると毎月4万セーブできるので、例えば駅から遠い家で毎日自転車で駅までいくとしても十分駐輪場代はまかなえるし、雨の日はタクシーで駅に行ったとしても全然問題なし。多少利便性は落ちても月4万・年間48万の差はかなり大きいので、このエリアに住むことに決めました。
周辺の保育園の空き状況と保育園の所在地確認

エリアが決まれば周辺の保育園について調べていきます。まずは全体の地理関係を把握するために保育マップを入手します。市区町村によって名前は違うかもしれませんが、ほとんどの市区町村の保育課のホームページに載っています。このマップには保育園・学校の位置だけでなく、子育て支援施設なども載っていてかなり便利♪保育園には何としても入りたいけれど、家から遠すぎると毎日の通園がかなりの負担になるので、まずは保育園にあたりをつけてから、具体的な家選びをすることをおすすめします。
このマップから保育園の立地を大まかにつかんだら、次に同じく市区町村のホームページから各保育園の空き状況の確認をしていきます。毎月決まった日に最新の空き状況が公開されるので、必ず最新の情報を確認しましょう。空き状況もチェックしたうえで、空きのあるところも現状空いていないところも含めていくつか候補となる保育園を絞りこみます。当たり前ですが、この時点でどの保育園に通えるかはわからないので、できるだけどの保育園にも行けるような場所に家を借りた方がいいです。選択肢は多いに越したことはないですよ!
今回うちの娘は2歳児クラスなのですが、案の定ほぼ空き無し・・・。居住予定エリアは新興住宅地なので、今年開園したばかりの園が複数あって3歳児以上なら空きがあるところもありました。万が一途中入園ができなかった時のために、翌年新規開園予定の保育園も合わせてチェック。新規開園の4月入園を狙えば、他の園よりもかなり難易度が下がるるので狙い目!ラッキーなことに住みたかったエリア内にも新規開園予定の保育園が1つあったので、最悪4月入園は叶うかなと希望が見てきました。
時間に余裕があれば、各園を実際に見学して決めるべきなのですがそんな余裕はなかったので、物件の内見後にさらっと外から様子を見るだけにしました。認可保育園ならそこまでのハズレはないと思っていたので、敷地外から園庭の広さや設備の状態、園の雰囲気はどんな感じかを軽くチェック。あとは通学路に危険がないか、交通量の多さや危険を感じる部分はないかを見ておきました。
部屋のスペックと周辺環境を確認して住む家を決定

通勤通学に困らないエリアと通いたい保育園を絞りこんだら、周辺環境や個別の物件の中身を見ていきます。周辺環境や物件のスペックの希望は、人によって求める条件が大きく変わるとは思いますが、一般的に見るべきポイントを紹介しておきます。
●周辺環境・立地のチェックポイント
・病院やスーパーが近い
・治安面の不安が少ない(街灯の数・人通り・交番は近いか)
・駅までの距離が○○分 など
●物件のスペックのチェックポイント
・築○○年
・間取り(1LDK以上など)
・バストイレ別 など
自分が希望する条件を満たす物件を3~5つまで絞り込みます。内見を1日で済ませるたい場合、移動距離にもよりますが一日3~5軒見るのが限度なので、事前に絞り込んでおきましょう。
物件候補が決まれば実際に内見へ!その際に、図面だけではわからない周辺の雰囲気や交通量・音・日光の入り方を実際に見ておきましょう。あわせて最低限の採寸をしておくと安心です。特に大型家具や洗濯機・冷蔵庫などは問題なく搬入できるか(廊下や階段で引っかからないか)、置ける場所があるのかは必ず確認を。あとは入居後すぐに必要になるカーテンのサイズもチェックしておきましょう。良い物件が見つかれば契約して家探し完了です!
家が決まれば賃貸借契約書が作れるので、転居を証明する書類がそろいます。他の書類も全てそろえたら、あとは期日までに余裕をもって提出しましょう。
住みたい家はどこの「市区町村」なのかに注意!!

今回は保育園入園がからむので、その家の住所がどこの「市区町村」なのかがとても重要!!都市部は特に待機児童が出るほど保育園が足りていないので、入園の優先順位はもちろん市内の方のほうが高くなります。つまり、いくら家の近くの保育園でも市が違うだけで入園選考に関わる点数が下がり、落ちる可能性が高くなるということ。
ちなみに区は違っても市が一緒なら選考には響かないですが、区単位で保育園や学校の行事日程を調整しているので、区外の保育園に通うと他の兄弟と行事などが被る危険性があります。もし兄弟がいる場合は合わせて注意が必要です。
入園するためには通いたい園を管轄する役所へ行こう!

市区町村をまたいでの引っ越しを予定している場合、受付の市区町村と実際に通いたい園がある市区町村は違うので、引っ越し先の市区町村に行く必要はないと思いがちですが、少しでも時間がとれるなら絶対に行くのをおすすめします!!!なぜそう言えるのか。理由は2つあります。
理由①必要書類に不足がないかを確認するため

理由1つ目は「必要書類に不備がないかを事前確認」するためです。電話で聞くこともできますが、実際に窓口に行って書類を見ながら担当者と話をするのが一番間違いないです。私の場合は、旧住所の役所の形式での提出が必要だったのでその書類を持参してみてもらいました。その結果、追加で必要な書類を具体的に確認して、期限内に全ての書類を漏れなく提出することができました。特に自営業されている方は勤務状況を示す書類が必要となることもあるので、事前に作って持参しチェックしてもらいましょう。
理由②申請手順と入園がダメだった時の対処法を確認するため

役所を訪れるべき理由の2つ目は「申請手順とその後の流れを確認するため」です。
今回、私は内見後に市役所で担当の方に直接「申請手順と選考の流れ」を聞くことで入園選考としての面接を省略していただけました。電話の段階では「申請書類提出後、第一希望の園に行って面接を受けないと、そもそも選考対象にできない」と言われていたのでビックリ。面接のために、往復3万円かけて、子連れで7時間かけていかなければいけないと思っていたので面接不要と聞けただけでも行った甲斐がありました。
担当者によると、そもそも入園選考における面接の目的は問題なく保育園に通える状態か(健康面・情緒面・発育など。あと支援の必要がないか)を確認するためのもので、今回の場合はすでに今の保育園で問題なく通えている・遠方からの転入でしかも転入予定が月末なので現実的に面接の日取りが取れないという理由から、面接は省略という判断になったとのこと。その代わり、転入後に入園予定の保育園へ入園案内など必要な説明を聞きに行ってくださいとのことでした。この判断は市区町村によって・担当者によっても違うと思うのであくまで一例ですが、役所で困っていることを話すだけで解消できる可能性があるなら行ってみた方が良いと思います。
役所でより具体的な話をするためには、事前に募集要項や入園に必要な手続きは一通りチェックして、聞きたいことをまとめてから訪れるようにしましょう。全般的な話だと担当外の方が簡単に説明して終わることもあるので、詳しい担当者の方に具体的な話を聞きたかったら予習はマスト!
また、役所では認可保育園への入園が叶わなかった場合の選択肢の相談も受けてくれます。認可外は?費用補助などあるのか?一時保育は?幼稚園は?などそのほかの選択肢も教えてくれますし、4月入園など別のチャンスを逃さないために今できることは何か(一時保育の利用など加算につながる具体的な方法など)も相談できるので、そういう意味でも行って損はないですよ。
入園申請書類の提出から入園許可が出るまで

その他の書類もそろえばいよいよ入園申請書類の提出!基本的に窓口で細かい内容のチェックはしてくれないので、不明点は事前に確認して解消しておきましょう。
書類提出をしてから結果が出るまで最短でも10日はかかります。この通知は入園希望の保育園がある市区町村から、書類の受付をした市区町村の役所に通知が届き、その後自宅に送られるので通常よりも日数がかかります。引っ越しの日取りによっては受け取りが難しい可能性がある場合は、事前に受付の役所の人に伝えておけば、電話連絡や転居先への転送も対応してくれます。
いよいよ通知が来て無事内定!となったら、次は転入先の市区町村の様式での書類提出を行いましょう。これを期限内に完了できないとせっかく勝ち取った内定が取り消されてしまいます・・・!といっても、入園申請で出した書類と同じような内容なので、そこまで困ることはないはず。引っ越し後の役所手続きと一緒に済ませてしまいましょう。これが完了したら無事入園決定!!長い戦い、本当にお疲れさまでした。
まとめ

私が実際に行った保育園探し・家の決定~保育園の入園内定を受けるまでの流れを紹介しました。
本来ならこんな努力をしなくても保育園に入りたい人はみんな入れる状況になると良いのですが、そうなるには時間がかかりそうなのでそれまでは各自努力するしかないですね・・・
保育園も家も決まって気持ちよく新生活を迎えられるように、今は大変だと思いますが踏ん張りましょう。保活の成功を祈っています!