職場復帰して「以前のように働けないストレス」を感じていませんか?
私にとっては、ものすごくストレスでした。
初めのうちは毎日バタバタ、その日を乗り切るのに必死だったのでそこまで気にしませんでした。
でも、復帰から2年が経過して少し余裕が出てくるとこのままで良いのかと不安に思いました。
ついに限界になり退職を申し出ました。
今月末に退職して、個人事業主として自分の力で稼いでいきます。
今回は、ここに至った経緯や個人事業主を選んだ理由を紹介します。
働き方は今の形だけじゃない・仕事内容も今の会社が全てじゃないとわかるだけでも少し心にゆとりができますよ。
この記事が、もやもやしているワーママさんの助けになればと思います。
目次
退職を考えた理由
それはストレスです。
特に強く感じていたのは「仕事自体のストレス」・「子供との間にあるストレス」の2つ。
どんな仕事でもストレスはつきものですが、私は心身ともに限界を迎えていました。
そして、もう一つの原因が結局自分の仕事は時間の切り売りでしかないと気づいたことでした。
仕事自体のストレス

業務内容に対するストレス
私が勤めていたのはインテリアの製造から販売までやっている会社。ほぼすべての業務を自社でやってので、様々な経験を積めると思い入社。
でも、結婚・妊娠・出産が影響したのか全然部署異動が発生せず、10年勤めてもずっと実店舗での接客・店舗運営という仕事を続けていました。基本的に人と接するのが好きではないので早く他の部署に行きたかった・・・
10年もやっていると、さすがにそつなくこなせるようになりましたが、スキルの伸びしろも減ってきて、自分の成長が感じられない。
新鮮さもなく、平たく言うと飽きちゃったのです。
しかも、出産前に副店長まで経験していた人間が平社員として復帰したので、普通は役職者が対応するようなややこしい案件やクレーム対応の多くが私のもとにやってきました。
時短勤務なので基本給が他の社員よりも安いのに、求められるのは役職者レベルの動き。短時間勤務ですが、他の誰よりもあわただしく毎日全力疾走でした。
積み重なったストレスが体調にも影響して、育休復帰1年ほどで出勤日だけお腹を下すように。この状態は約1年半後の退職日決定まで続きました。
うちの会社では子供が小学校卒業まで短時間勤務が可能だったので、そうするつもりで復帰したのですが、あと10年も同じような業務をこなす日々が続くと思うと耐えられない・・・
もちろん他の部署に異動になることも十分考えられますが、それがいつなるのかは私にはわかりません。ただ待つのは嫌だし、自分の道は自分で決めたい!と思い、退職を考え始めました。
自分のスキルが伸びないことへのストレス
10年同じ部署で働いていると、これまで得たスキルの切り売りのような状態になり自分の成長が感じられず、仕事自体がストレスになってきました。
ルーティーンワークの中でも細かな学びはもちろんありますが、だいたいが予定調和で面白くない。
そんな時に10年勤続表彰というものをもらい、これまでを振り返る機会がありました。
そこで思ったことは「この会社のこの部署でやっていけるスキルと自信はできた。でも、外の世界では全く通用しないんじゃないか?」という危機感でした。
自社でしか通用しないものを身につけても、会社で消費されて終了。自分の価値にはならない。
終身雇用なんて信用できない時代なので、外でも通用する自分の価値をもっと上げる必要性を感じました。
子供との間にあるストレス
今年の春に娘が川崎病で9日間入院しました。

発症中は本当につらそうで、何度も子供の寝顔を見ながら泣いてしまいました。
今は元気に保育園に通って日常生活を送っていますが、退院後がまた大変でした。
入院中24時間一緒にいたので、離れるのがとても不安になったのか、保育園に預けるときに私の脚にまとわりついて離れない。
「いやー!!」
「ママがいいー!」
先生の手を払いのけて私の脚にすがりついて号泣する毎日。
ついには先生に「あらあら、かわいそうに」と言われてしまいました・・・
この一言が私にはかなり深く、グサっと突き刺さりました。
周囲の人が「かわいそう」と思うほど泣いている子供を振りほどいてまでこの仕事をする意味はあるのか?
この時すでに自分の仕事に疑問を感じていたので、これをきっかけに本格的に退職を視野に入れて動き始めました。でも、何をやりたいのか、そういう働き方がいいのかはまだ不透明でした。
時間の切り売りからの脱出
短時間勤務になった時に新しい雇用契約を結びました。その中に「短時間勤務者は勤務時間によって給与・賞与が減額される」とありました。
私の場合、5時間勤務だったので、給与も賞与もフルタイムの8分の5になったのです。
給与が減るのは当たり前だと思いましたが、賞与も勤務時間に合わせて減ることにショックを受けました。
これから約10年短時間勤務をすると考えると、その間ずっと給与も賞与8分の5。
どれだけ生産性をあげて結果を出しても、フルタイムの社員より稼ぐことはできません。
自分の「働き」がお金になって返ってくるのではなく、自分が提供した「労働時間」がお金になるのだと気づいてしまい、一気にやりがいを見失いました。
それなら、「時間」ではなく自分が出した「成果」に応じて稼げる仕事をしたいと考えました。
退職して何をするのか
私がやりたい仕事とは
自分が成長できる、労働時間ではなく成果にとって稼げる仕事を考えた時に見つけたのがパソコンを使用した在宅ワークでした。
中でも、WEBライティング、特にサイトの作成・運営とアフィリエイトはとても魅力的でやりがいがある仕事に感じました。
10年店舗で接客・販売をしていた知識も活かせるし、働いた時間ではなく成果物の価値によって収入が変動する。これならわかりやすく自分のスキルがお金に反映するなと。
もちろん、成果を出すには時間がかかるし、未経験の分野なので収益が得られる確証はない。今の時代アフィリエイトはオワコン!なんて言われていますしね。
でも、シンプルに面白そう!
やりたいことが決まったらあとは突き進むだけです。翌日にはサーバーの契約をしてサイトの作成を始めました。
旦那の理解が不可欠

今の仕事をやめるとなると確実に収入が減るので、さすがに旦那に無断で退職はできません。
サイト作成と並行して、毎月我が家の全金融資産を棚卸する「貯金簿」をつけて旦那と共有しました。
ざっくり説明すると、先月からいくら増えて(減って)、今いくらあるのかを一覧にしたのです。
具体的には、この記事で紹介しています。

男性を納得させるには「数値」を使って「理論的」に話すことが重要です。特にうちの旦那は数学科出身のバリバリ理数人間なので数字で示すのが一番効きます(笑)
その結果、我が家は旦那の収入だけで、ほぼ毎月の支出が賄えることがわかりました。そしてボーナスはほぼ貯蓄に回せていることも。これで退職のハードルがかなり下がりました。
あわせて、私が作成しているサイトについても旦那に説明したり、意見をもらったりしながら取り組んで、ある程度退職後のビジョンが見えてきたので退職したいと伝えることに。
ドキドキしながら切り出すと、旦那は「経済面では問題ないし、自分の人生だからやりたいことはやってみたら?」とあっさりOK。
本当に心強い一言で少し泣きそうになりました。この人と結婚してよかった。
個人事業主を選んだ理由
個人で稼いでいくには「個人事業主」でなくても問題ないのですが、メリットを感じたので個人事業主という形を選びました。
メリット1 経費が使える
会社員時代には全く考えたことがなかったのですが、個人事業主は経費が使えます。
WEB上での仕事なので経費にできるものはたかが知れてると思ったのですが、家事按分を使えば家賃や電気代も一部経費とすることができます。
会社員をやめてぐっと収入が減るので、少しでも支出を抑えたい私には大きなメリットです。
メリット2 青色申告で最大65万円の特別控除が使える
確定申告を青色申告にする場合、最大65万円の特別控除が使えます。そのためには、開業届(=個人事業主になる)を出すことが必須です。
特別控除によって課税所得が減るので、税負担を合法的に減らすことができます。
青色申告には複式簿記が必要なので少し面倒ではありますが、やる価値は十分あると思いました。
ちなみに、青色申告は個人事業主でないとできません。
といっても、税務署に開業届という紙を一枚出すだけなので誰でも簡単にできます。
これから自分の力で稼いでいくんだ!と気合も入りますので、退職日翌日に出しにいきますよ!!
※追記※
開業届&青色申告申請書出してきました!思った以上に手続き簡単でびっくりしました。
詳しくは「誰でも出来る「開業」のやり方 【簡単】【2019年最新版】」を参考にしてください!

まとめ
まだ何も成果を出せていないですし、甘いと思われるかもしれませんが自分の覚悟として今回この話をさせていただきました。
書いたからにはやらないとね!
今の働き方で疲弊している方は「こういう選択肢もあるのか・・・」と視野を広げていただけたら嬉しいです。
自分が納得できる働き方を見つけて、これからの人生を笑顔で突き進んでいきましょう!